引越し業者を利用する場合、引越し業者を選ぶときに引越し全体の良し悪しが決まります。
しかし、引越し当日にどのようなサービスが受けられるか、引越し業者を選ぶときにはわからないのです。
引越し業者の説明をよく聞いて各社のサービス内容をよく理解して引越し業者を選択し、引越し当日に備えたいものです。
引越し業者を決めた時にどのような引越しになるかが決まりますから、見積もりの段階から慎重に。
上手に引越しの見積もりを取る手順
まず、引越しの見積もりを取る時期ですが、引越しの日から起算して1ヵ月から2週間前がベストです。
引越しできる日、新居の鍵渡しの日が決まった時点で、できるだけ早く引越しの見積もりを取りましょう。
引越しの見積もりを取って引越し業者を決めた日から引越し当日までが荷造りなどの引越しの準備期間です。
この引越しの準備期間に余裕を持つためにも引越しの見積もりは早めに取りましょう。
引越しの見積もりは1ヵ月から2週間前くらい前がベストです。
引越しの見積もりを取るにはそれなりに時間がかかります。
新居の鍵渡しの日が分かって、引越し日を決めたらなるべく早く引越し業者から見積もりを取りましょう。
自分の引越しに引越し業者の訪問見積もりが必要かを見極める
引越し業者から引越しの見積もりを取る際、引越し業者が家に来て引越し荷物となる家財を見て見積もりを出す訪問見積もりという手法が一般的です。
この引越し業者の訪問見積もりには、引越し業者一社に付き1時間程度の時間がかかります。
複数の引越し業者から見積もりを取るとなれば、見積もりを取る引越し業者の数×1時間という時間が必要になるわけです。
この引越し業者の訪問見積もり、実は引越しをするすべてのユーザーに必要なわけではありません。
自分の引越しに引越し業者の訪問見積もりが必要かどうかを見極めて、引越しの見積もりを効率よく取りましょう。
荷物が少ないユーザーは訪問見積もりは必要ない
ワンルームにお住まいの一人暮らしで荷物が少なめのユーザーは訪問見積もりが必要ありません。
一人暮らしのワンルームや1Kといった間取りのお部屋の場合、一般的には「20平米〜25平米」のものがほとんどです。
その生活空間にある家具、家電は引越し荷物のリストにするのも容易で、その点数も少ないでしょう。
また、一人暮らしのワンルームや1Kのお部屋から引越しをする場合、荷造りに必要なダンボールは10箱程度です。
引越しの荷物の総量がわかっていれば、訪問見積もりは必要ありません。
引越しに使用するトラックの適正な大きさがわかっていれば訪問見積もりが必要ない
現在のお住いに引越してきて日が浅く、家財が増えていないのであれば、前回の引越しに使用したトラックの大きさを指定すればいいので、訪問見積もりの必要はありません。
さらに、前回、引越したときに引越し業者が作成した見積書があれば、引越し荷物のリストがすでにあるのと同じことです。
引越し業者に引越し荷物のリストを提示して見積もりを出してもらうことができます。
前回引越しサービスを依頼した引越し業者に見積もりを依頼するのであれば、前回、引越したときの見積書さえ必要なくなります。
引越し業者の方で前回引越した時のデータを持っているからです。
引越しの最安値を引き出せるのは訪問見積もり
まずは引越し業者を呼んで見積もりをしてもらいましょう。
引越しの最安値、引越しの底値を引き出したいなら引越し業者の無料サービス「訪問見積もり」をお勧めします。
荷物の少ない単身、一人暮らしの方でも訪問見積もりを依頼したほうが引越しの料金が安くなります。
電話の聞き取りだけで見積もりを取ると、引越し業者は実際の荷物より多めに見積もっています。
引越しの荷物を多めに見積もるということは、当然、引越しに使用するトラックも大きくなってしまいます。
引越し当日、荷物の積み残しなどが出ないようにするためです。
必要以上の大きさのトラックを使用することで、引越し料金も割高になってしまいます。
引越し業者の訪問見積もりを利用すると、引越し荷物の総量に応じたちょうどよいサイズのトラックでの引越しが可能になります。
他にも引越し業者に訪問してもらって見積もりを出してもらうとダンボールが無料でもらえます。
これも引越し業者に訪問見積もりをしてもらう得点です。
時間の許す限り引越し業者に訪問見積もりを依頼して、実際に荷物を見てもらって見積もりを出してもらいましょう。
午前中に全て終わらせるつもりで見積もりの時間を調整する
引越しの見積もりは引越し業者一社につき1時間くらい時間がかかってしまいます。
大事なお休みを一日つぶしてしまうのはもったいないことです。
電話で引越し業者に訪問見積もりを依頼するときは、見積もりの時間をこちらから誘導しましょう。
訪問見積もりの時間は引越し業者一社につき1時間くらいずつずらして時間の調整するとスムーズに事が運びます。
うまく時間を調整すれば3時間ほどで複数の引越し業者から見積もりを取ることができます。
引越しの一括見積もりサイト「引越し見積もりなっとくドットコム」なら、見積もりをお願いする引越し業者を自分で選ぶことができます。
引越し業者から電話をもらう時間帯や、訪問見積もりを取る日時も指定できて、時間の節約になります。
引越しの見積もりだからって部屋の中を片付ける必要なし
訪問見積もりに来る引越し業者の営業マンは、通常の生活空間を頭の中で荷造りしてトラックの大きさを測っています。
「引越し前だから散らかってるのは当然!」とも、考えていますから部屋を片付ける必要はありません。
荷造りは見積もりが終わって引越し業者を決めてから始めましょう
よく訪問見積もりの際に半ば荷造りを始めているユーザーがいます。
見積もり前に荷造りを始めるのは無駄になってしまうことがあります。
荷造りを始めるのはサービスを依頼する引越し業者が決まって、ダンボールを貰ってからで遅くありません。
各引越し業者によって荷造りの仕方の指示に違いがあります。
タンスの中の衣類を全て出して、ダンボールに詰めるように指示してくる引越し業者もあれば、タンスの中の衣類はそのままで運ぶ引越し業者もあります。
荷造りの仕方によっては、せっかくダンボールに詰めたのにまた詰めなおさなければならないこともあるのです。
見積もりまでに荷造りはしなくてよいですが、引越しを期に捨てるようなものがあれば、見積もりの前に捨てておきましょう。
見積もりの日までに捨てておいたほうが、正確で安い見積もりが出るでしょう。
見積もりの時はどの業者にも引越し当日の打ち合わせのつもりで話をする
引越し業者は訪問見積もり以降、引越し当日までユーザー宅に伺うことはありません。
伺ったとしても引越し作業員がダンボール配達に来るくらいで話をする暇などありませんし、ダンボール配達に来る引越し作業員はユーザーの引越しについて何も知りません。
基本的に引越し業者は見積もり以降、引越し当日までユーザーの家に行かないのです。
つまり、訪問見積もりの時に引越しに関するすべての打ち合わせをしてしまうのです。
見積もりが終わって引越し業者が帰った後、引越し業者の担当営業マンに電話していろいろ聞きたくても外出しっぱなしでなかなかつかまりません。
これでは引越し当日まで不安になってしまいます。
面倒でも全ての引越し業者に訪問見積もりのタイミングでこちらの要望をすべて言いましょう。
引越しの見積もりは引越し当日を含む引越しまでの打ち合わせでもあすのです。
引越し業者の訪問見積もりでは一社ごとに結論を出す
引越しは定価がありませんから、同じユーザーに対する見積もりでも引越し業者によって引越し料金が違います。
ですから、引越し業者一社だけの見積もりでは、その引越し料金が適正な価格かわかりません。
そこで、複数の引越し業者から見積もりを取る相見積もりが一般的になっているのです。
引越し業者に訪問見積もりを予約する際、初めは2社だけにしておく
引越し業者一社に付き1時間もかかってしまう訪問見積もりを1日のうちに4社も5社も予約するユーザーがいます。
ユーザーの引越しの見積もりをまとめて取りたいという気持ちもわかります。
しかし、結果的にはどの引越し業者も同じような引越し料金を提示して帰ることになるのです。
そこで、結果的に2番めに訪問見積もりをした引越し業者に決めたとしたら、3番目と4番目と5番目の訪問見積もりの時間は無駄になってしまいます。
引越しというサービスでは定価がないため相見積もりが必要なのですが、2社の引越し業者から見積もりをとっただけでも適正な引越し料金かを調べるという相見積もりの目的は果たされています。
2社の引越し業者のうちどちらにするかよく考えて判断し、どちらの引越し業者とも納得いかないときに初めて3番めの引越し業者に訪問見積もりの予約を入れましょう。
これで引越しの訪問見積もりにかかる時間がかなり短縮されます。
たくさん取った見積書がどの引越し業者のものだったか解らなくなる
1日のうちに4社も5社も引越し業者の訪問見積もりを取ると、どの見積もりがどの引越し業者だったかわからなくなってしまいます。
結果的にどの引越し業者に依頼するかの大事な判断材料が曖昧になってしまうのです。
例えば、処分品を引き取る引越し業者が3社、処分品は引き取らない引き取らない引越し業者が2社だったのに、どの引越し業者が処分品を引き取るのだっかわからなくなってしまったり、タンスの中身を出して運ぶ引越し業者と、タンスの中身が入ったまま運ぶ引越し業者があったが、どの引越し業者かわからなくなったなど、引越し業者を決めるのに大事な事柄が曖昧になってしまいます。
訪問見積もりの時に引越し当日の打ち合わせができてなくてうまくいかないことも
複数の引越し業者から一気に見積もりを取ると、引越し業者一社ごとの印象が薄れてしまいます。
引越し業者の営業マンはどの引越し業者もみんなスーツを着ていて物腰の柔らかい印象です。
訪問見積もりに来た営業マンの印象を引越し業者別に覚えておくことだって大変なのです。
引越し当日、訪問見積もりのときに引越し業者の営業マンが言ったこととサービスの内容が違うとユーザーが訴え、担当した営業マンが引越しの現場に駆けつけると、ユーザーが他社の営業マンと勘違いしていたことが分かったなんてことも多々あります。
訪問見積もりは引越し当日の打ち合わせでもあるのです。
引越し業者の訪問見積もりを複数取る場合、引越し業者一社の訪問見積もりが終わるたびにその引越し業者に依頼するかしないかを判断し、その引越し業者には依頼しないと決めてから次の引越し業者に訪問見積もりの依頼するようにして引越しの見積もり自体にかかる時間を短縮しましょう。
引越しの一括見積もりは電話攻撃の的になることも・・・
インターネットによくある「一括見積もり」。
何かと便利そうな気がしますが、実際には「申し込んだらすぐに多数の引越し業者から電話が来て困った」という話を聞きます。
誰がいつ引っ越すかなんて、引っ越す本人と不動産屋さんくらいしか知らないのです。
その情報をインターネットから各引越し業者に流すわけですから、多くの引越し業者が電話したくなるのは無理もない話です。
引越し業者はいつも、ひたすら電話を待っているのですから。
一括見積もりを利用する際に連絡が取れる時間帯を指定するなどしておけば、ある程度効果があります。
見積もりに呼んだ引越し業者の数だけ断りが必要です
見積もりに来るのは営業マンです。
食い下がりますし、粘りも相当なものです。
断りを言うのもひと苦労です。
やみくもに引越し業者をたくさん見積もりに呼んでも、断るのが面倒になるだけです。
「見積もりを10件呼んでます」なんてお宅は、引越し業者の営業マンも「この引越し受けちゃまずいんじゃないか」「このお宅、クレーマーなんじゃないか」 と、疑ってしま います。
なにごともほどほどに・・・
引越し見積もりなっとくドットコムなら、見積もりを依頼する引越し会社を数を問わず自由に選べます。
また、引越し業者から連絡を貰う時間帯を指定できますので、一括見積もりの申し込みと同時に電話が鳴りっぱなしということもありません。
まずは引越し業者に見積もりを依頼してみましょう。
中古のダンボールはもらっておく
ほとんどの引越し業者は、無料で新品のダンボールを用意してくれますが、このほかにも無料で中古のダンボールを分けてくれます。
これは引越しが終わったお宅から回収したダンボールで、比較的ダメージが少ないものを選りすぐった物です。
この中古のダンボールはもらっておきましょう。
靴などのそう気にならない物を詰めるも良し。
切って、仕切りに使うも良し。
何かと重宝します。
処分品が多いときは、別に「リサイクル屋さん」を呼ぶ
リサイクル法によって、家電(テレビ、電子レンジ、冷蔵庫、エアコンなど)を処分するには、リサイクル料がかかってしまいます。
この処分を引越し業者にお願いすると、当たり前に料金がかかります。
そこで、リサイクル屋さんに来てもらい引き取れるかどうか聞いてみましょう。
「ただで持っていく」と言われただけでもリサイクル料が浮いたことになります。
まとめ
引越しの見積もりではまず、自分の引越しに引越し業者の訪問見積もりが必要かを見極める必要があります。
荷物が少ないユーザーは訪問見積もりの必要はありません。
引越しに使用するトラックの適正な大きさがわかっていれば訪問見積もりは必要ありません。
引越しの最安値を引き出したいのであれば、訪問見積もりをしてもらった方が引越し料金は安くなります。
引越しの見積もりだからって部屋の中を片付ける必要はありません。
荷造りは見積もりが終わって引越し業者を決めてから始めましょう。
見積もりの時はどの業者にも引越し当日の打ち合わせのつもりで話をしましょう。
引越し業者の訪問見積もりでは一社ごとに結論を出しておいた方が
引越し業者に訪問見積もりを予約する際、初めは2社だけにしておいて、引越し業者2社の見積もり結果を比較してみましょう。
- 引越し業者2社の見積もりのどちらにも納得がいかないときに別の引越し業者に訪問見積もりを依頼するように進めていくと、引越しの見積もりにかかる時間を節約できます。
一気にたくさんの引越し業者から見積もりを取ると、たくさん取った見積書がどの引越し業者のものだったか解らなくなってしまいがちです。
訪問見積もりの時に引越し当日の打ち合わせができてなくてうまくいかないこともあります。
引越しの一括見積もりは電話攻撃の的になることがあります。
見積もりに呼んだ引越し業者の数だけ断りが必要です
訪問見積もりの時に引越し業者から中古のダンボールをもらっておくと何かと使い勝手があります。
- 処分品が多いときは、別に「リサイクル屋さん」を呼んで買い取りも視野に入れましょう。