引越しの見積もりを取るときのコツ

引越しの訪問見積もりの流れ、訪問見積もりで引越しの見積もりを取る時のコツ

引越しの見積もりを取るときのコツ
訪問見積もりの一番の目的は引越し業者が荷物の量を確認することなので、すべての荷物を引越し業者に見せる必要がある
この記事は約41分で読めます。

引越しの見積もりを取るなら訪問見積もりをおすすめします。

問い合わせてこられた電話口で「引越しの料金はだいたいいくらか?」と訪ねてくるユーザーが少なからずいます。

しかし、一人暮らしで部屋の間取りがワンルームくらいシンプルな荷物量でないと、電話の聞き取りだけで引越し料金を見積もるのは難しいです。

間取りが1LDK以上のお部屋にお住いのユーザーの引越しには、基本的に訪問見積もりが必要になります。

引越しの訪問見積もりに対して面倒なイメージを持っているユーザーも少なくありません。

ですが、訪問見積もりは引越し業者がユーザーに対して無料で提供している、とても便利なサービスなのです。

その引越しの訪問見積もりに関してです。

  1. 引越し業者が提供するサービス、訪問見積もりは基本的に無料
  2. 引越しの訪問見積もりは時間の短縮になる
  3. 引越しの訪問見積りの流れ
    1. 訪問見積もりから引越し当日までの流れです  
    2. 訪問見積もりでどんな引越し業者かを見極める
  4. 引越しの訪問見積もりに備えて準備したいこと
    1. 見られたくないものだけは片づけておく
      1. 引越し業者は訪問見積もりで常識があって清潔なユーザーかどうかを見ている
    2. 見たくないものも片づけておく
    3. 引越し業者が書き物をする場所を確保する
    4. 捨ててもよいスリッパを準備する
    5. ペットボトルのお茶を準備する
  5. 引越しの訪問見積もりでやってはいけないこと
    1. 複数の引越し業者の見積もりを同時にするのはマナー違反
      1. 基本的に複数の引越し業者の見積もりを同じ時間帯に行うことはできません
    2. 複数の引越し業者から同じ時間帯に訪問見積りをしてもらう方法
    3. 引越し業者に訪問見積もりを申し込む時に他社と同時であることを告知する
      1. 大手引越し業者は同時見積もりには参加しない
    4. 引越し業者の話を聞かずに料金だけを聞こうとするのはマナー違反
    5. 引越し業者には一連のPRが終わるまで「引越しの料金を提示してはいけない」という決まりがある
    6. 引越しについての質問や相談は引越し業者の話をひと通り聞いてから
  6. 引越し業者の訪問見積もりは各社一度きり
    1. 引越しの見積もりは、引越し日までのスケジュールと引越し当日の打ち合わせでもある
    2. 大事なことが決まっていないのに見積もりを依頼するのはマナー違反
    3. 「だいたい」「およそ」の金額というのは見積もりではない
      1. 「引越し先の住所」「引越しの希望日」「引越し先にもっていく物」は訪問見積もりのときに決まることが多い
    4. 引越し業者に荷物、または荷物の一部を見せないのはマナー違反
    5. 引越し業者を部屋に入れないのはマナー以前の問題
    6. 引っ越しの荷物となるものはすべて引越し業者に見せる必要がある
    7. 引越し業者に嘘をつくのはマナー違反
      1. 引越し業界は意外に横の繋がりがある
  7. 引越し業者の無料サービス訪問見積もりのメリット
    1. ユーザーは引越し業者に訪問見積もりの依頼するだけで何もしなくてよい
    2. 引越し業者に訪問見積もりしてもらうと引越し料金の最安値がわかる
    3. 引越し業者が見積書を作成してくれてユーザーの手元に残る
    4. 引越しの荷造りに必要なダンボールやガムテープなどの梱包資材がもらえる
  8. 訪問見積もりのデメリット
    1. 知らない人に家の中を見られる
    2. 引越し業者の訪問見積もりにはそれなりに時間がかかる
    3. 引越し業者の訪問見積もりには立ち会いが必要
      1. 訪問見積もりに立ち会いが必要ない場合もある
    4. 訪問見積りをしてもらうとサービスを断りづらくなる
  9. 引越し業者の訪問見積もりなしで引越しの見積もりを取りたい場合
      1. まとめ

引越し業者が提供するサービス、訪問見積もりは基本的に無料

引越し業者がユーザー宅を訪問して見積もりを出す訪問見積もりは無料です。

引越しの訪問見積もりを有料にしている引越し業者を聞いたことがありません。

訪問見積りでは引越し業者が無料でユーザー宅まで来てくれて、引越し料金を計算して見積もりしてくれます。

無料どころか見積もりを取っただけで、お米や洗剤などの見積もり記念品をくれる引越し業者もあります。

また、見積もりに来てもらったからといって、必ず引越しサービスを依頼しないといけないわけではありません。

あくまでも見積もりの段階ですから、引越し業者に対してはいつでも断ることができます。

訪問見積もりでは、あまり身構えず「引越し業者の営業マンに引越しのことを相談する」くらいの心構えで見積もりを依頼しましょう。

引越し業者は訪問見積もりに伺ったからといって、ユーザーに対して何の請求もしません。

しかし、実際には営業マンの人件費や営業車の経費、移動費など、実際、訪問見積もりに伺うことによってかかる費用は引越し業者が負担しているのです。

だからこそ、どの引越し業者も訪問見積もりに丁寧に向き合っています。

訪問見積もりの場で引越し業者はユーザーにから好印象を持ってもらえるよう丁寧に説明しますし、ユーザーから質問があれば親切に回答します。

どの引越し業者も無料で訪問見積りをしてくれます。

引越しの訪問見積もりは時間の短縮になる

引越しの見積もりを取る場合、電話見積もりよりも、初めから引越し業者に訪問見積りを依頼したほうがユーザーにとって時間と労力の節約になります。

もし、訪問見積りという引越し業者の無料サービスがなかったら、ユーザーは引越し業者に電話をかけて、家の中を見回しながら家の中にある全ての物と、その寸法を電話口で言わなければなりません。

その見積もりの電話の際、荷物について一つとして漏れは許されません。

もし、電話口で荷物のひとつを言い忘れていれば、言い忘れた荷物は引越しの見積もりに含まれませんから、引越し当日、運んでもらえなくても文句は言えないのです。

その上、引越しの見積もりを取りたい引越し業者の数だけ、同じことを電話口で言わなければなりません。

複数の引越し業者に電話で見積もりを出してもらうにはかなりの時間がかかり、複数の引越し業者から見積もりを取る為に大変な労力を割くことになります。

引越しの見積もりを電話で取るために荷物のリスト全てを電話で伝えなければならないのに対して、引越し業者の訪問見積りを利用すると、ユーザーが電話口で言わなければならないことは、名前と住所と電話番号だけになるのです。

訪問見積もり当日も特に要望がなければ、これといって引越し業者に言わなければならないことはありません。

訪問見積もりに来た引越し業者の営業マンに聞かれたことについて答えればいいだけです。

引越し業者が無料で来てくれて、実際の荷物を見ながら見積もりをしてくれるというのは、とても親切なサービスなのです。

引越し業者は訪問見積もりで引越し荷物のリストを作成してくれます。

なんとなく蔓延している「引越しの訪問見積もりに対しての面倒なイメージ」は、無料でサービスを提供してくれている引越し業者側からしてみれば残念な話です。

なぜなら、引越し業者は訪問見積もりに行けば必ず仕事がもらえる訳ではないので、仕事を依頼してもらえなかった訪問見積もりは本当にただの無料サービスに終わるのです。

引越しの見積もりを取るなら、訪問見積りを依頼したほうが時間と労力の節約になる

引越しの訪問見積りの流れ

訪問見積もりを引越し業者に依頼するなら、一括見積もりサイトが便利です。

ユーザーが入力した情報が複数の引越し業者に届き、各引越し業者から回答が来るというシステムです。

引越し業者との連絡から訪問見積もりの日を決めていくことになります。

また、かなり有名どころの引越し業者でも全国に対応しているわけではありません。

お住まいの地域に対応している引越し業者を探すのもひと手間かかるのです。

一括見積もりサイトを利用すると、地域や日時に対応できる引越し業者から連絡が入るわけですから、対応している引越し業者を探す手間が省けます。

引越しの見積もりを取る方法とポイント、見積もりが必要な理由

訪問見積もりから引越し当日までの流れです  

  1. 引越し業者に訪問見積りを依頼する

  2. 引越し業者の営業マンがユーザー宅を訪問して、荷物を見ながらその場で見積もり金額を提示

  3. 複数の引越し業者から見積もりを取る場合、2の繰り返し

  4. 各引越し業者の引越しの見積もりが出揃う

  5. 各引越し業者の見積もりを引越し料金以外の条件も加味しながら比較検討

  6. それぞれの引越し業者に回答を連絡

  7. サービスを依頼した引越し業者がダンボールを届けてくれる

  8. 届いたダンボールで荷造り

  9. 引越し当日

各引越し業者の見積もりを終え、引越し業者を決めてダンボールを貰ってからが引越しの準備期間になります。

引越し業者から見積もりを取り終え引越し業者を決めてダンボールをもらってから引越し当日までが荷造りなどの引越しの準備期間になります。

引越しの準備期間といっても引越し業者はその間何もしません。

他のユーザーの引越しをどんどんこなしています。

引越しの準備期間にいろいろと準備しなければならないのはユーザーなのです。

荷造りや各種手続き、電力会社、ガス会社、水道局への連絡など、引越しの準備期間にユーザーがしなければならないことは目白押しです。

引越しの準備期間をなるべく長くとれるよう早めに引越し業者から見積もりを取りましょう。

ダンボールは訪問見積りを利用して無料で入手する

電話見積もりだと、引越し当日まで引越し業者がユーザー宅に伺うことはありません。

電話見積もりでは「ダンボールは、お客さまで用意してください」ということがほとんどです。

なぜなら、電話見積もりでは引越し業者が実際に荷物となる家財を見たわけではないので、ダンボールの必要枚数も引越し業者側では決められないからです。

電話見積もりでは引越しを依頼するユーザーが自分で用意したダンボールに荷物をまとめた上で、「冷蔵庫と洗濯機とテレビとダンボールが12個ありますが引越し料金はいくらですか?」という見積もりになります。

更に、引越し業者からしてみれば、「一度、お宅に伺って引越しの打ち合わせをした大切なお客」と「電話だけで見積もりを済ませた、いまいち信用できない客」では扱いが異なります。

この印象は見積もりから引越し当日まで続きます。

無料のダンボールを貰ってから引越し業者の指示通りに荷造り開始

訪問見積もりでどんな引越し業者かを見極める

複数の引越し業者から見積もりを取るとして、その引越し業者を決定する基準の中に「営業マンの印象」や「引越し当日までの組み立て方」を含めないのは、かなり危険なことだといえます。

引越し当日「ガラの悪い作業員がドヤドヤやってきた」「作業員が外人ばかりで言葉が通じなかった」なんて、そこらじゅうで聞く話でもあります。

信頼のおける引越し業者を探すなら、ちゃんと引越し業者の人間に会うべきです。

会って話をしておけば、引越し当日までの不安感なんてほとんど感じずにいられます。

引越しをするなら、訪問見積りをお願いした方がいいことを見てきましたが、この訪問見積もりは引越し当日の作業内容にも大きく影響しています。

引越しの訪問見積もりに備えて準備したいこと

引越し業者の訪問見積もりとは、引越し業者の営業マンがユーザー宅を訪問して、引越しの荷物や建物、隣接する道路の状況などを確認し、引越し料金の見積もりを算出する無料サービスのことです。

引越し業者の訪問見積もりでは、基本的にユーザー側で特別に準備することは何もないことになっています。

しかし、そこは人と人が行う事柄ですから、それなりの心構えも必要になってきます。

引越し業者が見積もりに来たときに用意してあげるとよいもの、準備しておくと親切な事を知っているのと知らないのとでは大きな違いがあります。

引越し業者の営業マンも人の子ですから、ユーザー毎に様々な感情を抱きます。

引越し業者の営業マンに対して、ユーザーが良い印象を与えることができれば、引越しの料金面やサービスの面で後々有利に働くことが多いのです。

見られたくないものだけは片づけておく

他人に見られたくないものは、訪問見積もりの前に片付けておきましょう。

たとえば、下着や預金通帳、特殊な趣味の物など、他人には見せたくないようなものは片付けておきましょう。

引越しの訪問見積もりでは、基本的にすべての部屋を見て、引越しの荷物をリストにする必要があります。

ですが、引越し業者が引越しの荷物リストを作成するためにタンスの引き出しや衣装ケースまで開けて中身をすべて見るようなことはありません。

引越し業者の営業マンに見られたくないものは、引き出しなどの収納にしまっておけばよいだけです。

引越し業者の営業マンに見られたくないものが収納に入りきらなければ、訪問見積もりの間だけトイレや風呂場に隠しておくこともできます。

訪問見積もりの前に部屋を片付けておいた方がよい理由は、荷物を少なく見せるためではありません。

引越し業者に対してユーザーの印象を良く見せるためです。

引越し業者の営業マンは、とても片付いたモデルルームのような部屋を想像してユーザー宅を訪れているわけではありません。

引越し業者の営業マンはユーザーの部屋が散らかっていることに対しての免疫もできていますから、どんなに散らかっている部屋でも引越しの見積もりを出すことはできます。

引越し業者は訪問見積もりで常識があって清潔なユーザーかどうかを見ている

引越し業者にとって訪問見積もりはこのユーザーの引っ越しを請け負って、引越し当日、引越し作業員が気持ちよく仕事ができるかどうか見極める場でもあるのです。

また、引越し当日までに荷造りを完了させることができるユーザーなのかということも訪問見積もりの場で判断しています。

生活状態があまりにもルーズなユーザーは、引越し当日までに荷造りが間に合わなかったり、荷造りが中途半端で中の物が壊れたりする可能性があり、何かとトラブルになりやすいのです。

引越しを請け負ってはいけないと判断したユーザーに対しては、迷わずお断り見積もりを出して帰ります。

実際に、引越し当日、トラブルになった場合、見積もりを担当した営業マンは、携わった作業員達から「なぜ引越しを請け負ったのか」とかなり厳しく突き上げを食らいます。

また、ユーザーの印象を数段階に分け、暗号にして見積書に書き込んでいる引越し業者もあるくらいなのです。

引越し業者にとって訪問見積もりは、常識のあるユーザーかどうか判断する場でもあるのです。

見たくないものも片づけておく

上に挙げた「見られたくないもの」は、あくまでも所有者であるユーザー本人の感情です。

逆に、友人や親類の家を訪れたときに「見たくないもの」を思い浮かべてみてください。

食べかけの料理、食べ残しの皿、キッチンの流しに溜まった洗い物、脱ぎ散らかした洋服、ペットの汚物、使用済みのタオル、下着などが目に付いたら、普通なら嫌な感情を抱きます。

他にも「見たくないもの」があるかもしれません。

もちろん、生活をしているのですから、タイミングによっては仕方のない場合もあるでしょう。

ましてや引越し前は忙しくて部屋の中のことにかまう暇もないかもしれません。

ですが、人として最低限の気遣いはしておきたいものです。

引越し業者が訪問見積もりに来る前にひと通り家の中を見渡して、他人が見たくないと思うであろう物は片付けておきましょう。

気遣いのできるユーザーの引越し料金は、気遣いのないユーザーの引越し料金よりも安くなります。

引越しの訪問見積もりで「このユーザーの引越しを当社で請け負いたい」と引越し業者の営業マンに思わせることができたなら、ユーザーの勝ちです。

そのユーザーの引越し料金は、必ず安くなります。

なぜなら、「このユーザーの引越しを当社で請け負いたい」と思った引越し業者の営業マンが、自分の会社と掛け合ってでも引越し料金を安くするからです。

引越し料金を安くしたいのはユーザーだけではないのです。

引越し業者の営業マンも引越し料金を安くして1件でも多く仕事を取りたいのです。

「このユーザーの引越しを当社で請け負いたい」と営業マンに思わせるには、見積もりを依頼したユーザーが、「常識があって清潔なユーザー」である必要があるのです。

「他人に見られたくないもの」の他に「見たくない他人のもの」も片付けておく

引越し業者が書き物をする場所を確保する

訪問見積もりに来た引越し業者の営業マンは、一通り家の中を見終えると見積書を作成します。

その際、引越し業者の営業マンのために書き物ができる場所を作っておくと、見積もりの作成がスムーズです。

引越しの見積書にはたくさんの項目があって、作成するのは結構大変なのです。

引越しの見積書は大抵の場合、3枚の複写になっています。

1枚はユーザーの控え、もう1枚は引越し業者の控え、最後の1枚は引越し当日の作業指示書です。

引越しの見積書は引越し荷物のリストであり、引越し作業当日の作業指示書でもあるのです。

引越し業者の営業マンは、引越し当日の作業員にも引越しの内容が伝わるように見積もりを作成します。

引越し業者が見積書を作成するのにもそれなりに時間がかかります。

引越しの見積書はササッと書いて渡せるようなものではありません。

荷物のリスト、引越し作業員への指示、使用するトラックの指定、荷造りに使う梱包資材の指示などがあって最後に引越し料金となります。

引越し料金の計算には電卓も使うでしょう。

引越しの見積書の作成は床の上でできるものではないのです。

訪問見積もりに来た引越し業者の営業マンには、ここで見積書を書いてもらおうというテーブルや机などの場所を考えておきましょう。

できればテーブルや机などの台があると書き物がしやすくなります。地べたで書き物はしにくいものです。

捨ててもよいスリッパを準備する

引越し業者の営業マンは、ほとんどの場合、男性です。

その営業マンが、ほぼすべての部屋を見て周り、荷物のリストを作成します。

知らない男性が自分の部屋の中を靴下でペタペタ歩き回ることを想像してください。

誰でもスリッパが必要だと感じるでしょう。

例えば、気の利いた不動産業者は、不動産物件の内覧などの際、自分とお客様の分までスリッパを持ち歩いています。

これはきれいな状態の不動産物件の床を汚さないためでもあります。

しかし、引越しの訪問見積もりに伺うお宅は既にユーザーが生活している状態です。

ですから、引越し業者の営業マンのほとんどがスリッパを持ち歩いていません。

引越し業者の営業マンは訪問見積もりの際、部屋が汚れていて自分の靴下が汚れることはあっても、自分が見積もり依頼者の部屋を汚すことはないと考えているのです。

しかし、見積もりを依頼したユーザーとしては、他にもいろんなお宅にあがってペタペタ歩いてきたその靴下で、自分の部屋を歩き回られるのはいい気持ちがしないでしょう。

ここはユーザー側でスリッパを用意したいところです。

複数の引越し業者から見積もりを取るなら、すべての引越し業者の営業マンに同じスリッパを履いてもらいましょう。

訪問見積もりの後、スリッパを処分すればいいのです。

スリッパは100円ショップにもありますよ。

他人を家に招くとき、スリッパを用意するのがマナーです

ペットボトルのお茶を準備する

引越し業者の営業マンは、お客ではありませんから、必ずお茶を出す必要はありません。

訪問見積もりは1時間程度の時間がかかりますが、その間、ユーザーが何も飲み物を飲まない場合に限って、引越し業者にお茶を出す必要はないという意味です。

訪問見積もりに来た引越し業者には何も出さずに、自分だけお茶をゴクゴク飲むわけにもいきません。

訪問見積もりの間、ユーザーもお茶を飲むなら引越し業者にお茶を勧めるのはその時です。

お茶を出してあげるつもりなら、ペットボトルのお茶がお勧めです。

ペットボトルのお茶なら、営業マンが帰った後、茶碗を洗う手間がありません。

また、飲み残しがあれば、ペットボトルをそのまま営業マンに持って帰ってもらえばゴミも出ません。

営業マンの喉が渇いてないならば、そのまま手土産にして持って帰ってもらうこともできますので、わざわざ来てもらったという負い目を感じることも少なくなるでしょう。

缶のお茶だと、一度開けてしまうと持って帰ってもらうことができませんので、キャップのついたペットボトルのお茶が重宝するのです。

引越し業者の営業マンにペットボトルのお茶を出してあげることで「見積もり記念品」のお返しをしておきましょう。

ほとんどの引越し業者の営業マンは、訪問見積もりに手ぶらでは来ません。

お米や洗剤などの「見積もり記念品」という名の粗品を持ってきます。

これら「見積もり記念品」は、その引越し業者に引越しサービスを依頼しなくても、見積もりを取っただけで貰えます。

「見積もり記念品」は、見積もりを依頼したユーザーに負い目を感じさせる要因の一つになっています。

ある意味、見込み客に引越しサービスの依頼を断りにくくするために引越し業者が用意した作戦なのです。

確かにものを貰っておいて断るというのは気が引けるかもしれません。

これに対して、たかがペットボトルのお茶一本ですが、お茶を出したことで「見積もり記念品」の負い目も軽くなるはずです。

ペットボトルは持ち帰ることができますが、缶は飲みきる必要があります

引越しの訪問見積もりでやってはいけないこと

引越しの見積もりでやってはいけないこと引越し業者に引越しの見積もりを依頼すると、訪問見積もりを勧められます。

引越し前に引越し業者がユーザー宅を訪問して、実際に引越しの荷物や建物の状況を見て、見積もりを出してくれる無料のサービス「訪問見積もり」はとても便利なサービスです。

引越し業者の訪問見積もりは是非、利用していただきたいサービスなのですが、その訪問見積もりの際に気をつけたいことです。

サービスを利用する側にもそれなりのマナーがあります。

以下にあげているのは、引越しの訪問見積もりでやってはいけないことです。

複数の引越し業者の見積もりを同時にするのはマナー違反

複数の引越し業者の営業マンに同時に家の中に入ってもらって、各社いっせいに見積もりを出してもらうことは可能でしょうか?

よくある問い合わせなのですが、ひとことでいうと無理です。

2社以上の引越し業者の訪問見積もりの時間がバッティングすると、どの引越し業者も見積もりを辞退するでしょう。

基本的に引越し業者の見積もりは、1社、1社個別に行います。

もし、ユーザーが複数の引越し業者を同じ時間帯に見積もりに呼んだら、引越し業者はユーザー宅に到着した順番に一社づつ交代でユーザーの家に入り見積もりを出すことになります。

見積もりに呼ばれたユーザー宅で、他の引越し業者が先に入って見積もりをしていることがわかったら、後から来た引越し業者がユーザー宅に入ることはありません。

後から来た引越し業者はユーザー宅の玄関の外で、先にユーザー宅に入って見積もりしている引越し業者が見積もりを終わらせて出てくるのを待つか、訪問見積もりの日程を延期します。

他社の見積もりを邪魔しないのが、引越し業者間の暗黙のルールなのです。

引越し業者が他社の見積もりが終わるまで待つのは、あくまでも先に見積もりに入っている引越し業者に対しての配慮であって、ユーザーに対する配慮ではありません。

むしろ同じ時間帯に複数の引越し業者を見積もりに呼んだユーザーに対してかなり悪い印象を持つことになります。

同じ時間帯にユーザー宅に呼ばれた引越し業者は、他社の見積もりが終わるまで1時間も2時間も待つことになるのですから当然です。

最悪の場合、後から来た引越し業者はマナーのないユーザーに対して、引越しの見積もりを辞退することもあります。

「こんなマナーの悪いユーザーの引越しを請け負ったら、どんなクレームをつけられるか解かったもんじゃない」と、見積もりをせずに帰ってしまうこともあるのです。

一番やってはいけないのが、引越し業者の訪問見積もりでのダブルブッキング。見積もりを辞退されることも

基本的に複数の引越し業者の見積もりを同じ時間帯に行うことはできません

複数の引越し業者に訪問見積もりを依頼する場合、引越し業者のはちあわせ、ダブルブッキングは避けてください。

訪問見積もりの時間は、各引越し業者で1時間程度ずらして依頼してください。

充分に時間をずらしたつもりでも、見積もりに予定より時間がかかってしまい、後から来た引越し業者の営業マンを待たせてしまうことがあるくらいなのです。 

複数の引越し業者から同じ時間帯に訪問見積りをしてもらう方法

最近は他社と同じ時間帯に訪問見積もりをしてもいいという引越し業者も出てきました。

今でも大手の引越し業者は訪問見積もりを他社と一緒にすることを嫌がりますが、大手引越し業者がユーザー宅に訪問見積もりに入ると、多少強引にでも引っ越しを決めてしまい、その後、訪問見積もり予定だった引越し業者は見積もり金額を提示する前に訪問見積もり自体を断られてしまう事が多いのです。

そこで、大手ではない引越し業者が考えた手段が、大手引越し業者の訪問見積もりと自社の訪問見積もりを同時に行うことです。

この訪問見積もりの手法はユーザーに取っては確かに時間の短縮になりますし、引越しの見積もりを同時に見ることができるわけですから、その引越しの最安値にたどり着くことは間違いありません。

引越し業者に訪問見積もりを申し込む時に他社と同時であることを告知する

他社と同席してでも訪問見積もりをしたい引越し業者は確かにいます。

他社と同席してでも訪問見積もりをしたい引越し業者同士を同じ時間帯に呼ぶのはマナー違反ではありませんから、他社と同席でもよいかを訪問見積もりの日時を決める電話で各引越し業者に確認しておきましょう。

この手順を踏まずに同時に複数の引越し業者を見積もりに呼ぶと、先に見積もりに入っている引越し業社の見積もりが終わるのを後から来た引越し業者が待つことになります。

他社と同席の訪問見積もりだということを引越し業者が理解しているからこそ、引越し業者間の「他社の見積もりを邪魔しない」というルールを乗り越えて他社と同時間帯にユーザー宅に見積もりに入れるのです。

大手引越し業者は同時見積もりには参加しない

それでも大手引越し業者は他社よりも先に訪問見積りをさせてほしいと申し出ることでしょう。

大手引越し業者はインターネットやテレビ媒体などで広告費に相当な金額をつぎ込んでいますから、見積もりの場で他社よりもアドバンテージが有るのが当然だと考えているからです。

同じ時間帯に複数の引越し業者から見積もりをしてもらう同時見積もりに大手引越し業者が参加するのは稀なことです。

引越し業者の話を聞かずに料金だけを聞こうとするのはマナー違反

引越しの見積もりを引越し業者に依頼すると、引越し業者の営業マンがユーザーの部屋に来て家中を見てまわり、荷物を確認した後、ある程度の時間を割いて、引越し作業の特徴、保証の内容、お客様からの評判など自社のPRをします。

この引越し業者の自社のPRを聞かずに引越し料金を聞き出そうとすると、引越し業者はそのユーザーに対して悪い印象を持つことになります。

引越しの訪問見積もりには、引越し業者によって決まった形式があり、引越し業者はその形式から外れることを嫌います。

引越しという作業は引越し業者だけが行うものではなく、引越しまでの準備、荷造りや不用品の処理など、ユーザーによる作業も必要になります。

ですから、引越し業者は訪問見積もりの際にコミュニケーションが不充分だと感じたユーザーや、普段の生活がルーズだと思われるユーザーに対して、引越し当日までに荷造りやそのほかの荷物の準備ができているか不安に感じてしまうのです。

引越し業者は話を聞いてくれないユーザーは回避したいという点からも、訪問見積もりの際にある程度、ユーザーと話し込もうとするのです。

引越し業者の営業マンは会社のPRをしなくてはいけません、そんなに長い話ではありませんので、そこは黙って聞いてあげてください

引越し業者には一連のPRが終わるまで「引越しの料金を提示してはいけない」という決まりがある

このPRを聞いてもらえないと、引越し業者は見積もりの料金を出せません。

PRする方法は引越し業者によってさまざまです。

ビデオやDVDを見せる引越し業者、パンフレットに沿って話をする引越し業者、アンケートの結果や満足度ランキングといった他者からの評価、口コミの情報など、会社から与えられた資料を使って、自社のよい部分をアピールしてきます。

最近ではタブレットを使って自社の特徴を説明する引越し業者もあるようです。

この自社の説明が一通り終わるまで、引越し業者は本題の引越し料金を提示しません。

というのも、営業マンは会社にそう指示されているのです。

そんなに長い話ではありませんので、そこは黙って聞いてあげてください。

引越しについての質問や相談は引越し業者の話をひと通り聞いてから

引越し業者の営業マンが訪問見積もりのときにする話の一部には、引越し当日までの流れや引越し当日の事柄も含まれています。

引越し業者からすれば「荷造りの方法」や「引越し当日までにユーザーがしておかなければならないこと」、「引越しにどのような準備が必要か」など、引越し当日までの流れをユーザーに理解してもらうことも訪問見積もりの目的のひとつになっています。

さらに、引越し当日はどのように作業が進むのか、引越し業者の作業開始のタイミングからユーザーが旧居から新居へ移動するタイミング、引越し料金を支払うタイミングなど、引越し当日のスケジュールも訪問見積もりの際に決めてしまいます。

引越し業者がどこからどこまでの作業を請け負うのかなど、作業の詳しい内容も訪問見積もりで説明します。

引越し業者の訪問見積もりは引越し当日の打ち合わせもかねていますので、引越し業者ごとよく話を聞いておく必用があります。

引越しは一人のユーザーがそう何度もするものではないので、引越し業者を使って引越しをするのが初めてのユーザーも多く、引越し業者のサービス内容をよく知らずに見積もりを依頼していることが多いのです。

ですから、引越し業者は引越しというサービスの内容、引越しに向けてユーザーがしなければならないこと、引越しまでのスケジュールなどを訪問見積もりの時に丁寧に説明するのです。

複数の引越し業者から見積もりを取る場合でも、最初の引越し業者の見積もりの時に聞いた話で大体わかったからと言って、引越し業者の話を遮らずに、各引越し業者の話をよく聞いてみてください。

引越し業者の話をよく聞いていれば、引越し業者によってサービスの内容や荷造りの方法が違うことに気づき、サービスを依頼する引越し業者を決めるのに役立つはずです。

訪問見積もりの際、引越し業者の説明を聞いて引越し当日のことが手に取るようにわかる引越し業者があったなら、その引越し業者は優良な引越し業者だといえます。

また、一通り話を聞いてわからないことがあれば、訪問見積もりの間に質問してください。

料金やサービスの内容についても最後に相談してみてください。

引越しの訪問見積もりは引越し当日のことを詳しく知るための打ち合わせでもある

引越し業者の訪問見積もりは各社一度きり

訪問見積もりのときに引越し業者がする話をよく聞いておかないと、ユーザーは大きく損をしたり、引越し当日までとても不安な思いをすることになります。

なぜなら、引越し業者は訪問見積もり以降、引越し当日までユーザー宅に伺うことはないからです。

引越し業者がユーザー宅に引越し前に伺うことがあったとしても、荷造りに使うダンボールを届けにくる作業員くらいで、担当の営業マン本人が、もう一度ユーザー宅に来ることはありません。

引越し業者の営業マンが訪問見積もり後にもう一度同じユーザー宅を訪れることはありません。

ダンボールを届けに来る作業員はユーザーの引越しの内容を全く知りませんから、何を聞いても回答は得られません。

引越し業者に電話をかけても、担当の営業マンは、ほぼ外回りで会社にいないので「担当者から折り返しご連絡します」という対応になってしまい、ユーザーへの回答にはそれなりに時間がかかってしまいます。

結果、引越し業者の話をよく聞いていなかったユーザーは「訪問見積もりの時、もっとよく聞いておけばよかった」ということになってしまうのです。

引越しの見積もりは、引越し日までのスケジュールと引越し当日の打ち合わせでもある

どの引越し業者に引越しサービスを依頼するかは別にして、ユーザーは訪問見積もりに来たすべての引越し業者に対して、引越し当日までの打ち合わせをするつもりで訪問見積もりに臨んでください。

引越しの訪問見積もりは引越し業者独自のサービスや引越しへの取り組み方を聞き出して、引越し業者を決めるときの大きなポイントにもなります。

引越しのための荷造りの仕方は引越し業者によって違います。

例えば、タンスの中身をすべて出してダンボールに入れなければならない引越し業者と、タンスの中身を入れたまま運んでくれる引越し業者が同じ引越し料金だったら、迷わず後者の引越し業者を選ぶべきです。

タンスの中身を出さずに運ぶことができれば、荷造り、荷解きが楽な上に、引越しの荷物の総量を抑えることができるからです。

これも訪問見積もりの時に引越し業者に確認しておかなければ、ユーザーにはわからない事柄なのです。

他にもハンガーボックスは用意してくれるのか、また、そのハンガーボックスはどのタイミングでユーザーのもとに届くのか、割れ物の荷造りでは食器専用梱包資材はあるのか、新聞紙を使って割れ物を包むのかなど、訪問見積もりで確認したい事柄はたくさんあります。

大事なことが決まっていないのに見積もりを依頼するのはマナー違反

「引越し先の住所」「引越しの希望日」「引越し先にもっていく物」の三つが決まっていないと引越しの見積もりは出せません。

「だいたいでいいので見積もりを出して欲しい」と言われても、実際にその日に引越しを請け負えるかも解らなければ、用意するトラックも決まっていませんので、引越し業者はいちばん高くなるであろうパターンの引越し料金しか答えられないのです。

引越し業者が参考までにと口走った引越し料金でもユーザーは他の引越し業者と比較する材料にしてしまいますから、引越し業者はおよその引越し料金を言いたがりません。

引越し業者がやむなく参考に出した金額でも、ユーザーにとっては他の引越し業者と比較する材料になってしまいます。

不確定な要素があるがゆえに高めの引越し料金になっただけでも、ユーザーからすれば「あの引越し業者は高かった」という評価になってしまうのです。

引越し業者からすれば、まだ見積もりも出していないのに大事な見込み客を失うことになります。

逆に安めの引越し料金を電話口で言ってしまい、実際ユーザー宅に訪問見積もりしてみたら、電話で言った料金よりも高い引越し料金でしか請け負えない条件があった場合、「電話では安い金額を言ったのに」とユーザーに思わせてしまいます。

引越し業者に電話して「だいたいいくらか」と訪ねても引越し料金を聞き出せないのはこういう事情があるからなのです。

なかなかまとまらなかった家族も、第三者の意見で引越先の不動産物件を決めてしまう

「だいたい」「およそ」の金額というのは見積もりではない

上記の三つが決まっていないと予定は未定、どんなに見積もり金額をはじいても、実際の引越し料金は上記の事柄が決まってから、再度、計算しなおすことになります。

「再度計算しなおさなかればならない引越し料金」「引越し当日、追加料金が発生するかもしれない引越し料金」は、見積もりではありません。

それは、引越し料金ではなく、ただの相場です。

見積もりとはサービス施行前に料金やサービスの内容を決めることです。

一度、引越し業者が見積もりを提示したら、以降、ユーザーがサービス内容の変更を申し出ない限り、引越しが完了するまで引越し業者が見積もりの内容を変更することはありません。

ですから、見積もりはユーザー毎、引越し物件毎に違い、同じものは二つとして存在しないのです。

情報が溢れかえるインターネットの中をどれだけ探しても、自分の引越しの見積もりはどこにもありません。

「引越し先の住所」「引越しの希望日」「引越し先にもっていく物」は訪問見積もりのときに決まることが多い

訪問見積もりはあらゆる事柄を決定するタイミングでもあります。

タンスを捨てるか持って行くかで迷っていたユーザーが、訪問見積もりのときに「タンスを捨てるとを決意した」とか「タンスは捨てずに運んで大切に使い続けると決めた」ということは少なくありません。

ひとつの荷物を持っていくか行かないかの判断材料として、引越し料金との兼ね合いがあるからです。

引越し料金は荷物が少ないほど安くなりますから、そこは引越し業者と相談してから処分するしないの判断をしようということになるのです。

訪問見積もりでは、引越し業者の営業マンも親身になって相談に乗りますから、ユーザーにとって良いアドバイスを貰えるはずです。

相談した結果の決断は意外と早いものです。

引越し業者に荷物、または荷物の一部を見せないのはマナー違反

引越し業者が提供するサービス「訪問見積もり」の目的は多々あります。

現住所(旧居)に隣接する道路の状況を見て、通行できるトラックの大きさを確認したり、引越し当日までにユーザーがしなければならないことを伝えたりと、引越し業者は引越し料金を伝えるためだけにユーザー宅を訪問しているわけではありません。

中でも訪問見積もりの一番の目的は、引越し業者がユーザーの荷物の量を確認することにあります。

すでに荷造りができていれば、引っ越しの荷物となるダンボールの数と家具、家電の点数が明確になっていますから、引越しの見積もりはすぐに出せます。

しかし、引越しの見積もりを取る時点で荷造りが完了しているユーザーはほとんどいません。

引越し業者の営業マンはユーザーの部屋を見てまわり、家財を一度、頭の中で荷造りして引越し荷物の総量を割り出し、最適な大きさのトラックを選択しています。

引越し業者の訪問見積もりは、普段生活している部屋の状態を見て、荷造りに必要なダンボールの数から、引越しに使うトラックの大きさなどを引越し業者が計算して見積もりを出すというサービスです。

ですから、部屋の中すべての荷物をチェックする必要があるのです。

引越し業者を部屋に入れないのはマナー以前の問題

引越しの訪問も見積もりは、引越しする予定の荷物を確認する為に、部屋の中の全ての荷物を引越し業者に見せる必要があります。

引越し業者の訪問見積もりを「訪問」という言葉の響きから、一部のユーザーは「訪問販売」と混同してしまい、引越しの訪問見積もりは、玄関先での立ち話ですむと思っていることがあります。

そういったユーザーは、引越し業者を部屋の中に入れず、引越し業者は荷物が確認できないため引越しの見積もりが出せません。

引越し業者によっても異なりますが、通常、1LDK以上の間取りにお住まいのユーザーの引っ越しなら、引越し業者は荷物の確認をしにユーザー宅を訪問します。

大手の引越し業者はユーザー宅の間取りが1Rであっても荷物の確認に伺います。

引越し業者は引っ越しの荷物を確認しに来ているのですから、当然、すべての部屋の中に入って引越しの荷物を確認します。

訪問見積もりの一番の目的は引越し業者が荷物の量を確認することなので、すべての荷物を引越し業者に見せる必要がある

引っ越しの荷物となるものはすべて引越し業者に見せる必要がある

引越し業者に部屋、荷物の一部を見せないユーザーも少なからずいます。

「奥の部屋は長男が寝てるから」「その部屋は散らかってるから」などの理由で、引越し業者に見せられない部屋があると、引越しの見積もりが出せません。

見せたくない理由があるのはわかるのですが、引越し業者からすれば、引越し当日、訪問見積もりで見なかった部屋から想定外の荷物が出てきた場合、対応することができないかもしれません。

引越しの訪問見積もりでは、引越しの荷物、全てを確認したうえで、荷物をすべて梱包したら荷物がどれくらいの総量になるかを計算します。

引越し業者の営業マンは、ユーザーの家の中にある全ての荷物を頭の中で一旦荷造りして、引越しの荷物の総量を計算しています。

引越し業者は全ての引越し荷物を見ないと、見積もりは出せないのです。

訪問見積もりで引越し業者が見なかった部屋に「ピアノがあった」「ダンボールが予定よりも多く積み上がっていた」など、用意するトラックの大きさや引越し料金まで変わってしまうような事があれば、追加料金が発生してしまい訪問見積もりの意味がなくなってしまいます。

引越しの訪問見積もりを依頼するときは、すべての部屋を引越し業者に見せられる日時を指定してください。

他人に見られたくないものは、訪問見積もりの間、お風呂場やトイレに入れておけば引越し業者に見られることはありません。

引越し業者に嘘をつくのはマナー違反

訪問見積もりの時に「このタンスは持っていきません」と言っておいて、引越し当日「やっぱり運んでください」と引越し業者に言ったら嘘をついたことになります。

このたぐいの嘘はいくら引越しの営業マンにはごまかしていたつもりでも、引越し当日には必ずばれます。

引越しの見積書は3枚の複写になっていて、1枚目はお客様控え、2枚目は引越し業者控え、そして、3枚目は引越し当日、実際に作業する作業員への作業指示書になっています。

訪問見積もりで引越し業者が出す見積書の中にある荷物リストは、引越し当日の作業指示書でも全く同じものを確認することができるのです。

結果、見積もりの荷物リストにありませんから、そのタンスは運んでもらえません。

また、「さっきの引越し業者は6万円でしたよ」と、まだ見積もりを取ってもいない引越し業者の名前を出しても、あるいは「さっきの引越し業者の見積もりは5万円だっだのに」と引越しの見積もり金額を少しごまかしただけでも、最終的に引越し業者の担当営業マンは嘘であることを知ります。

引越し業界は同じ業界内での転職が多いこともあり、意外と業界の中で横の繋がりがあるのです。

利用していない引越し業者のことを「あの引越し業者の見積もりは高かった」と言っているユーザーのほとんどは、引越し業者にお断り見積もりを出されている

引越し業界は意外に横の繋がりがある

あまりに不自然な見積もり金額を出している引越し業者があれば、すぐに営業マン個人の携帯電話レベルで、他の引越し業者の営業マンから確認の電話が入ります。

すぐに「A社の見積もりはとても安かった」というユーザーの嘘がばれてしまいます。

結果、嘘をついていたユーザーは引越し業者から「嘘をつく良くない客」だと判断され、優良な引越し業者はその引越し物件から手を引きます。

引越し業者から高額な見積もりを出されたら、お断り見積もりである可能性が高いです。

引越し業者の手の引き方は、ユーザーに対して提示する引越し料金を高額にすることで操作しますから、見積もりを依頼したユーザーは気がつかないことがほとんどです。

この時に出される見積もりの内容がとても高い引越し料金が記してある、いわゆる「お断り見積もり」なのです。

お断り見積もりを出されるユーザーの見積もりでは、いつの間にか有名どころの引越し業者が候補から消えていき、あまり聞いたことのない引越し業者やポストにチラシを入れていた引越し業者だけが候補に残ります。

「有名どころの引越し業者は見積もりが高かったし、今回はあまり聞いたことがない引越し業者だけど、安かったから決めた」というユーザーは有名どころの引越し業者の方からサービスの提供を断られている可能性が高いのです。

実際に、その引越し業者を利用していないのに「あの引越し業者の見積もりは高かった」と言っているユーザーのほとんどがこのパターンです。

そういうご家庭、ユーザーは、引越し業者に「お断り見積もり」を出されているのです。

引越し業者が家に来る、訪問見積もりのメリット、デメリット

引越し業者の無料サービス訪問見積もりのメリット

引越し業者が提供している無料のサービス、訪問見積もり

ユーザーが引越し業者に引越しの見積もりを依頼すると、引越し業者が直接ユーザー宅に荷物を見に来てくれ、引越しの見積もりを作成してくれるサービスです。

電話やメールで引越しの見積もりを取った場合と比べて訪問見積もりにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

ここでは引越し業者に訪問してもらって、引越しの見積もりを出してもらう訪問見積もりのメリットとデメリットを見ていきます。

ユーザーは引越し業者に訪問見積もりの依頼するだけで何もしなくてよい

引越し業者に引越しの見積もりを依頼したらユーザーは訪問見積もり当日、ほとんど何もすることはありません。

引越し業者の営業マンが家に来たら、ユーザーは引越しの荷物や引越し日の希望を伝えます。

後は引越し業者の営業マンが部屋の中を見て回り、荷物のリストを作成し引越しの見積もりを計算します。

ユーザーはテレビでも見ながら引越し業者の営業マンが引越し料金を計算するのを待つだけです。

これが電話見積もりであった場合、ユーザーは引越し荷物のリストを作成し、その内容を電話で引越し業者に伝えなければなりません。

引越し業者に訪問してもらって見積もりを出してもらうほうが、引越し料金が安くなる

引越し業者に訪問見積もりしてもらうと引越し料金の最安値がわかる

引越し業者に引越しの荷物を見せて見積もりを出してもらいますので、最適な大きさのトラックが割り当てられ、引越し料金を安くおさえることができます。

引越しに使うトラックの大きさは、引越し荷物の総量によって決まります。

そして、引越し料金は引越しに使用するトラックの大きさによって変わります。

訪問見積もりでは荷物のリストを引越し業者が作成しますから、引越し荷物の総量をしっかり把握することができ、無駄に大きなトラックを使うこともなくなります。

これが電話見積もりの場合、ユーザーの作成した荷物リストからトラックの大きさを決めなけばならないので、引越し業者は引越し当日に積み残しが出ないよう引越しに使うトラックをどうしても大きく見積もりがちになってしまうのです。

また、訪問見積もりでは交渉しだいで引越し料金の値引きにも応じてくれるので、引越し料金の底値にたどり着くことができます。

単身、一人暮らしの荷物が少ない引越しでも、引越し業者に訪問見積もりをしてもらうほうが電話見積もりに比べて確実に引越し料金が安くなります。

引越し業者の訪問見積もりは引越し料金の値引き交渉ができることも特徴のひとつです。

引越し業者が見積書を作成してくれてユーザーの手元に残る

訪問見積もりをしてもらうと引越し業者が見積書を作成してくれます。

この見積書はいわゆる契約書でもあります。

見積書がユーザーの手元にあれば、引越し当日、引越し業者の作業内容が保障されることになります。

見積書には引越し当日、荷物の積み残しが出た場合や荷物が壊れた時などの保障内容も書いてあります。

また、訪問見積もりで引越し業者が作成する見積書は引越しの荷物のリストにもなっています。

引越し当日、荷物の紛失があった場合、紛失したものが見積書の荷物リストに載っていれば、荷物を紛失したことは一目瞭然です。

引越し業者の営業マンが訪問見積もりで作成する見積書は複写になっていて、引越し当日、引越し作業員たちが会社から持ち出す作業指示書にもなっています。

電話だけで見積もりを取っていた場合、荷物リストはありませんからユーザーは荷物を紛失したことを証明することができません。

引越しの時に紛失した荷物が、引越し前には確かにあったということをユーザーが引越し業者に対して証明することはかなり困難です。

見積書があれば、引越しの作業当日、引越し業者のサービス内容が保障される

引越しの荷造りに必要なダンボールやガムテープなどの梱包資材がもらえる

引越し業者の無料のサービス訪問見積りを利用すると、荷造りで必要になる梱包資材が無料で貰えます。

この無料の荷造り用資材とは、ダンボール、ガムテープ、食器紙、エアーキャップなどです。

引越し業者が梱包用資材を必要な分だけ持ってきてくれます。

訪問見積もりに来た引越し業者の営業マンは、ユーザーの荷物を荷造りするのに必要なダンボールの数も教えてくれます。

訪問見積もりでは荷造りする前の普段生活している状態の荷物を、引越し業者の営業マンが頭の中で一旦荷造りして荷物の総量を計算します。

引越し業者の営業マンが訪問見積もりの際に提示するユーザーの荷造りに必要なダンボールの数は、素人の「だいたいこれくらいあれば足りるだろう」といった憶測と違って、知識と経験を元に計算されていますから、かなり正確な数になります。

ダンボールやガムテープ、食器紙、エアーパッキンなどの荷造りに使う梱包資材が無料で貰えるのは訪問見積りをしてもらったユーザーだけの特典です。

電話で見積もりを取ると、荷造りに使うダンボールはユーザーが用意しなければならないことが多くなります。

この荷造りに必要なダンボールが無料になるのも訪問見積もりをしたユーザーだけの特典です。

訪問見積もりのデメリット

知らない人に家の中を見られる

訪問見積もりを利用すると見積もりを依頼した引越し業者の数だけ営業マンが家にやってきます。

そして、引越し業者の営業マンには家の中をすべて見せなければなりません。

引越し業者の営業マンは引越し荷物のリストを作成するために引越し荷物となる家財を見て回ります。

自分の部屋を見られたとしても数週間後には引越してしまいますから、さして気にすることはありません。

この家の中を見せなければならない部分を気にするユーザーが一番多いのですが、実際にはあと数週間程度で引っ越してしまいますから、そんなに気にすることではありません。

また、引越し業者の営業マンは毎日十数件ものお宅に伺ってますので、いろんなタイプの家を見ており、多少部屋が散らかっていることには耐性を持っています。

また、引越しする予定のお部屋ですから片付いていないことも想定しています。

引越し業者の営業マンはお部屋の状態をそんなに気にすることはありません。

引越し会社の営業マンに家の中を見せなければならない

引越し業者の訪問見積もりにはそれなりに時間がかかる

引越し業者に訪問してもらって見積もりを取ると、引越し業者1社につき30分から1時間ほど、時間がかかります。

単身、一人暮らしの引越しの見積もりなら、引越し業者1社につき15分ほどで終わりますが、ファミリーの引越しの場合、訪問見積もりにかかる時間は荷物の量によっては引越し業者1社に付き最大で1時間ほどかかってしまいます。

引越しの見積もりにかかる時間は荷物の量によって最大で1時間ほど

引越し業者の訪問見積もりには立ち会いが必要

引越し業者の訪問見積りにはユーザーの立ち会いが必要です。

ユーザーの立ち会いができないと引越し業者は訪問見積りができません。

中には「鍵を渡すから見てきて」というユーザーがいますが、引越し業者からすればかなりのリスクがあります。

訪問見積り後にユーザーから「部屋にあったものが壊れていた」と言われれば、引越し業者は訪問見積もりに入る前から壊れていたことを証明できません。

訪問見積り後にユーザーから「部屋にあったものが無くなった」と言われれば、引越し業者は訪問見積もりのときには既になかったという証明ができません。

ユーザーとしても訪問見積もりには立ち会って引越し業者の営業マンが何をするか監視しておかないと安心できません。

訪問見積もりに立ち会いが必要ない場合もある

遺品整理や強制退去などで不動産業者や管理会社から鍵を渡されて引越し業者の営業マン単独で訪問見積もりすることはあります。

遺品整理や強制退去などの訪問見積もりにユーザーの立ち会いが必用ないのは、その引越しにユーザーの意志が関係しておらず、不動産業者や管理会社と引越し業者の信頼関係があるからです。

訪問見積りをしてもらうとサービスを断りづらくなる

引越し業者に来てもらって訪問見積もりをしてもらうと、担当する営業マンから引っ越しに関するいろいろなアドバイスや見積もり記念品などをもらいます。

引越し業者の内部でユーザーの引越しに担当者がつくのは、訪問見積もりを利用した場合のみです。

電話見積もりだとユーザーの引越しに担当者といえるスタッフは付きません。

訪問見積もりが断りづらくなる理由は、引越し業者の担当営業マンが親切でユーザーの引越しのために頑張っていることを知ってしまったからです。

引越し業者としても見積もり専門の営業マンには客受けのいい人材を選んでいます。

引越しというサービスは全て人が行うものですから、自社のスタッフの印象はそのままサービスの質を連想させることを引越し業者は知っているのです。

引越し当日の引越し作業員は寡黙で特に愛想がなくても務まります。

引越し業者の訪問見積もりなしで引越しの見積もりを取りたい場合

引越し業者に訪問見積もりで見積もりを出してもらう利点や注意点を見てきましたが、それでも訪問見積もりなしで引越しの見積もりを出してほしいという場合、それなりにリスクはありますが全く無理な話ではありません。

引越しの見積もりを出してもらうのに高いハードルを越える必要と、訪問見積もりなしで引越しの見積もりを取って引っ越しをするリスクを乗り越えることができるのであれば、訪問見積もりなしで引越しの見積もりを出してもらうことは可能です。

訪問見積もりなしで引越し業者から見積もりを取る方法

まとめ

  1. 引越し業者が提供するサービス、訪問見積もりは基本的に無料です。

  2. 引越しの訪問見積もりは見積もりにかかる時間の短縮になります。

  3. 訪問見積もりの時にどんな引越し業者で、引越し当日、どのようなサービスを提供してくれるのか引越し業者別に理解しておきましょう。

  4. 訪問見積もりに備えて見られたくないものだけは片づけておきましょう。

  5. 訪問見積もりまでに見たくないものも片づけておきましょう。

  6. 引越し業者が書き物をする場所を確保して、引越しの見積もりを作成しやすくしてあげましょう。

  7. 捨ててもよいスリッパを用意して引越し業者の営業マンに履いてもらいましょう。

  8. ペットボトルのお茶を用意して引越し業者の営業マンに出してあげることで見積もり記念品をもらった負い目がなくなります。

  9. 基本的に複数の引越し業者の見積もりを同時にするのはマナー違反です。

  10. 基本的には複数の引越し業者の見積もりを同じ時間帯に行うことはできません。

  11. 複数の引越し業者から同じ時間帯に訪問見積りをしてもらうには、引越し業者に訪問見積もりを申し込む時に他社と同時であることを告知しておきましょう。

  12. 引越し業者の話を聞かずに料金だけを聞こうとするのはマナー違反になります。

  13. 引越し業者の話をひと通り聞いてから引越しについての質問や相談をしましょう。

  14. 引越しの訪問見積もりは各社一度きりですから、訪問見積もりに来たどの引越し業者とも引越し当日の打ち合わせのつもりで話し合いましょう。

  15. 引越し業に訪問見積りをしてもらうことで、引越し料金の最安値を知ることができます。

  16. 訪問見積りをしてもらうと引越し業者が見積書を作成してくれてユーザーの手元に残るりますから、引越し当日に訪問見積りの時に言った、言わないで揉めることが少なくなります。

  17. 訪問見積りをしてもらうと引越し業者が引越しの荷造りに必要なダンボールやガムテープなどの梱包資材を提供してくれます。

  18. 訪問見積もりは知らない人に家の中を見られるリスクがあります。

  19. 引越し業者の訪問見積もりは一社につき30分から1時間程度の時間がかかります。

  20. 引越し業者の訪問見積もりにはユーザーの立ち会いが必要です。
  21. 訪問見積もりのデメリットの一つは、引越し業者の営業マンに親切で人柄のいい人が多く、引越しサービスを断りづらくなることがあります。