夕積み・宵積み【引越し見積もり用語辞典】

夕積み・宵積みとは。

引越しの見積もりで出てくる用語です。

引越しにおける夕積み・宵積み

【ゆうづみ・よいづみ】

夕積み・宵積みとは引越しの荷物を夕方トラックに積み込むこと

引越しの荷物を夕方トラックに積み込むこと。

引越しの前日に引越し荷物の一部、もしくは全ての引越し荷物をトラックに積み込んで、そのまま荷物を預かること。

引越し業者が引越しの荷物をひと晩以上預かる場合のみを指し、夕方積み込んだ荷物をその日のうちに届ける引越しの場合は夕積み、宵積みとは呼ばない。

荷物が多いご家庭の引越しで、引越しの全工程が二日間に及ぶ場合などに夕積み・宵積みを行うことがある。

集合住宅の一斉入居で引越しユーザーのエレベーター使用時間の割り当てが午前中である場合も夕積み・宵積みを行う。

夕積み・宵積みで引越し業者が一時引越し荷物を預かることを一時保管という。

引越し荷物の一時保管の中でも引越し前日に行う夕積み・宵積みでトラックに積み込んだ引越し荷物は留め置きになる。

夕積み・宵積みは移動距離が100kmを超える引越しなどに適用されることが多い。

夕積み・宵積みを勧められる引越しとは

引越し業者によっては、以下に挙げているパターンの引越しでなくても翌日の引越し作業を前倒しするために、積極的に夕積み・宵積みを組みたがる引越し業者もあります。

逆に夕積み・宵積みをまったくしない引越し業者もあります。

実際に夕積み・宵積みを利用して組み立てられることが多い引越しのパターンです。

訪問見積もりのときに引越し業者から夕積み・宵積みという言葉が出たら確認しておきましょう。

中・長距離の引越し

4時間以上の移動時間を要する中長距離の引越しは夕積み・宵積みが必要

移動距離がが長く全工程が二日以上の引越しの場合、夕積み・宵積みを行います。

中、長距離の引越しの場合、引越しに使用するトラックがその日のスケジュールを全てこなし、最後に立ち寄って荷物を積み込んで夜間に新居へ向けて走ることが多いのです。

その際、最後に立ち寄って積み込みますから、必然的に夕積み・宵積みになります。

荷物が多いご家庭の引越し

荷物が多い、大家族、豪邸などの引越しも2日行程になり夕積み・宵積みが必要になる

大家族、豪邸など荷物が多いご家庭の引越しも2日行程になります。

これは移動距離が近い引越しでも荷物の搬出、搬入にかかる時間が一日の作業時間内に終わらないことを想定して引越しのスケジュールを組み立てているからです。

荷物が多い引越しで夕積み・宵積みをする場合、荷物の一部のみを積み込むことが多く、ユーザーがその夜旧居で寝ることができる環境を残しておくことがほとんどです。

荷物が多い引越しとほぼ同じ用途で2箇所積みの引越しにも夕積み・宵積みを適用することがあります。

引越し前日の夕積み・宵積みで予定した分の引越し荷物の一部をトラックに積み終わると、トラックの荷台にカギをかけたうえで引越し業者はユーザーと確認しながら封印をかけます。

引越し前日の夕積み・宵積みで預かる引越し荷物はトラックに積み込んだまま留め置きされます。

夕積み・宵積みは引越し荷物の積み込み作業を途中で止めて、次の日の朝、作業を再開するイメージになります。

分譲マンションの一斉入居など荷物の搬入時間に制限のある引越し

搬入の指定時間が午前中であれば必然的に夕積み・宵積みが必要

分譲マンションの一斉入居では、様々な障害を防ぐために入居者ごとに引越しの搬入に使えるエレベーターの使用時間が割り当てられます。

また、不動産業者や大家など、新居を管理している側から引越し荷物の搬入時間を指定されることもあります。

どちらも搬入の指定時間が午前中であれば必然的に夕積み・宵積みが必要です。

搬入の指定時間がお昼からの場合でも夕積み・宵積みは引越しを組み立てるのに有効な方法となります。

企業、店舗移転

企業移転、店舗移転は夕積み・宵積みを勧められることが多い

企業、店舗などの移転の場合、営業に支障のないよう営業時間終了後に荷物の搬出作業を開始することが多くなります。

この引越しの形も夕積み・宵積みに該当します。

翌朝の午前中に搬入を終えることができれば、移転した企業、店舗は午後には通常営業ができるというスケジュールです。

企業移転店舗移転は夕積み・宵積みを勧められることが多い引越しです。

夕積み・宵積みのメリット

夕積み・宵積みはユーザーによっては面倒に感じられるかもしれませんが、実際には以下のようなメリットがあります。

午前中に引越しが終わる

引越しの前日から引越し作業がスタートしていることを差し引いても、引越しが午前中に終わることは大きなメリットです。

とりあえずその日に必要な荷物をダンボールから出したり、生活空間を整えたりすることに午後の時間を使うことができるからです。

実際に荷物の整理やダンボールの片付けなどは、引越し業者が帰ってしまったあとでないと始められません。

夕方遅くまでかかる引越しの場合、引越し荷物を片付ける時間もなく夜を迎えることになります。

ユーザーの移動時間を確保できる

引越しが長距離の場合、ユーザーが旧居から新居へ移動するための時間を確保する必要があります。

また、近距離の引越しでも不動産業者や大屋さんとの手続き、鍵渡しなど旧居でしなければならないことはいろいろあります。

場合によっては旧居で立会人とは別に、新居での立会人を用意しなくてはならないこともあります。

この時間を確保できるのも夕積み・宵積みのメリットといえます。

他にも引越し業者側からすればメリットはたくさんあります。

夕積み・宵積みのデメリット

夕積み・宵積みは使いようによってはとても便利なのですが、ユーザー側には以下のようなリスクがあります。

引越し業者の訪問見積もりのときに確認が必要です。

1度預けた荷物は一晩使えない

夕積み・宵積みでトラックに積み込まれた荷物は翌朝まで取り出すことができません。

夕積み・宵積みの晩に必要なものなどをダンボールに入れてしまうと大変なことになります。

夕積み・宵積みではダンボールに入れるものに注意が必要です。

埃っぽい部屋で寝ることになる

これはユーザーの生活環境に依存する要素なので一概には言えませんが、普段動かさないものを動かすと、それなりに埃は立ちます。

程度の問題ですが、なるべく埃の立たないものを選んで夕積み・宵積みしてもらうべきです。

訪問見積もりのときに確認してください。