引越しの見積りをとる時のコツとは…
引越し業者のことをよく知ることです。
見積りを取るときのコツ
人は一生のうちに何度引越しをするでしょうか?
多い人は転勤などで10回以上。
普通なら成人して社会人になるときに実家から出る引越しで1回、結婚して新居への引越しが1回、マンションや家を買って住み替えのための引越しが1回。
だいたい3~4回くらいでしょうか。
実家から出る時の引越しでは引越し業者を使わずに引越しするでしょうから、引越し業者を使うことは一生のうち2~3回なのです。
新居となる引越し先の部屋などは、引越しする前に内覧などでユーザーが直接見て選べますが、引越しサービスの作業内容は、引越し当日、サービスを受けてみるまで解りません。
これでは、どの引越し業者が良くて、どの引越し業者が悪いかなんてわからないのが当たり前です。
数多ある引越し業者を3つのタイプに分けてみる
まず、少しでも引越し業者のことを知っておきましょう。
数多くの引越し業者がありますが、いくつかのタイプに分けてしまえば引越し業者選定のヒントになります。
大手運送会社の引越し部門
大手運送会社の引越しサービスはTVCMなどでもおなじみです。
全国に展開している大手運送会社の引越し部門で、基本的には人材やトラックも運送部門と引越し部門は分けられていることが多いようです。
このタイプの引越し業者にはヤマトホームコンビニエンスや日本通運、佐川急便などがあげられます。
会社の規模が大きいので保障もしっかりしていますし、トラックの台数も多いのでいつでも安心して依頼することができます。
梱包資材、養生材などに関しても十分な数量が用意されています。
最近ではエコロジーの観点から、再利用を目的とした特殊な梱包資材も多数開発しています。
大手運送会社の引越しサービスは転勤族や新築への引越しなど、価格より保障面などを重視する方がよく利用しているようです。
以前は割高なイメージがありましたが、企業努力により安価な引越しにも対応してくれます。
「単身パック」的なものも、荷物の少ない方にとっては大きな魅力です。
しかし、毎日引越し作業ををしている作業員ばかりとは限らず、引越し作業の知識は作業員によって大きくバラつきがあるようです。
引越しサービスを展開している大手運送業者の中には、下請け会社を使うところもあるようです。
大手引越し専業系引越し業者
このタイプは全国に展開している引越し専門の運送業者です。
引越しサービスだけをやっているので、引越しの作業内容やサービス内容も充実しています。
このタイプの引越し業者の殆どは人材教育にも力を入れているようで、1社に長く勤めている作業員さんも少なくありません。
代表的なのはサカイ引越センター、ハート引越センター、アーク引越センター、アリさんマークの引越社などがあげられます。
まさに引越しのプロが、多く在籍しています。
また、交渉によって、引越し料金の値引きにも応じてくれます。
独特の配車方法で、安く引越しができるよう努力してくれています。
安くていい仕事をする引越し業者が多いです。
ただ、見積もりに来る営業マンと当日の作業員によって、多少の当り外れもあるようです。
地場引越し専業系引越し業者
全国に展開していませんので、遠方の引越しは得意ではありません。
でも、少しでも引越し料金を安くあげるなら、地場の引越し業者の見積もりは欠かせません。
引越し先が遠方でない限り、地場の引越し業者からも見積もりを取りましょう。
作業内容やサービス面は、引越し業者によってバラつきがあるようなので注意が必要です。
保障の面もよく確認しておく必要があります。
名前をあまり聞いたことがないような引越し業者には「悪い噂が立つ」というリスクがありません。
「お客さんにリピーターになってもらおう」なんて考えてないかもしれません。
引越し業者が「引越しするユーザーなんて一回こっきりだ」と考えてたら・・・。
地場引越専業系の引越し業者を探すなら、不動産屋さんや、管理会社から紹介してもらうのが良い方法のひとつです。
不動産屋さんやマンション・住宅販売会社が紹介してくれる引越し業者は、過去にクレーム等が少ない証拠といえます。
紹介する側も多少なりの責任をもって勧めているわけですから、いい加減な引越し業者を勧められることはないので、安心してお願いできます。
実際、不動産屋さんほど数多くの引越しを見てる人はいないはずです。
引越し業者を除いて。
まとめ
大手運送会社の引越し部門、大手引越し専業系引越し業者、地場引越し専業系引越し業者の3つのタイプそれぞれのタイプの引越し業者から一社ずつ相見積もりを取って見比べてみると、それぞれの特徴が見えてきます。
3つのタイプの引越し業者から見積もりをとってみて、見積もりの結果に納得がいかなければ、希望する見積もりに一番近かった引越し業者と同じタイプの引越し業者の中からもう一社見積もりを取ってみることをお勧めします。