近場の引越しを予定しています。
現住所(旧居)と引越し先(新居)が近いので引越し業者に大物家具と大物家電だけを運んでもらい、ダンボールなどの小物は自分で運ぼうと思います。
引越し業者に運んでもらいたいのは、冷蔵庫大1台、冷蔵庫小1台、洗濯機1台、食器棚1点、ベッド大1台、小さなタンス2棹、テレビ1台です。
引越し業者から大物家具家電だけの見積もりを取ることは可能でしょうか?
A.引越し業者から大物家具家電だけを輸送する見積もりを取ることは可能です
大物家具、家電だけの引越しの見積もりは大半の引越し業者が対応しています。
通常通りに引越し業者に見積もりを申し込んでください。
今回の質問のように大物家具、家電だけを引越し業者に運んでもらい、ダンボールなどの小物類は自分で運ぶという場合、見積もりを依頼した全ての引越し業者から以下の三つのパターンの見積もりも取ってみてください。
希望通り大物家具・家電だけの引越しの見積もりを取る
まずは希望通り大物家具・家電のみ運んでもらう見積もりを各引越し業者から取ってください。
大物家具・家電のみの引越し料金が高いと感じるか、安いと感じるかで次の手順が変わります。
大物家具家電のみの引越し料金が高いと感じたなら、トラックをレンタルして自力で運びましょう。
大物家具・家電をトラックに積み込んで、荷台に余裕があればダンボールなどの小物を載せられるだけ載せてもらう引越しの見積もりを取る
この見積もりは、ぞくにいう積み切りの引越しとなります。
積み切りの引越しとは、輸送を希望する大物家具・家電が全て積めるトラックを用意し、まず、大物家具・家電を積み込んだうえで、荷台にできた残りのスペースに荷物を詰めるだけ積んで運ぶ引越しのことです。
この積み切りの見積もりを取ってみて、大物家具・家電のみの引越しとあまり料金が変わらないなら、迷わずこちらの「大物家具家電を積んだ後、小物を載せられるだけ載せる積みきりの引越し」となる積み切りの引越しを選択するべきです。
引越し業者からすれば、大型家具・家電のみの引越しでも、積み切りの引越しでも、建物の養生をする手間と大物家具・家電を梱包する手間は同じです。
一般的な輸送と引越しが決定的に違うのは、荷物を積み込むための準備にとても時間がかかることなのです。
引越しの場合、実は建物の養生と大物家具・家電を梱包にこそ時間がかかり、準備が整い、いざ、荷物を運び出し始めると、とてもスムーズに作業は進むのです。
ですから、荷物を運び出す建物の立地が、エレベーターなしの4階とか、超高層マンションの高層階などの特殊な場合でない限り、ダンボール30箱程度の荷物が増えたところで引越し業者は大した手間とは感じません。
また、大型家具・家電の点数を指定して運んでもらう引越しと違って、積み切りの引越しの場合、大型家具・家電のみならず、すべての家財を積み込めることもあるのです。
全ての荷物を運んだ場合の引越しの見積もりを取る
全ての荷物を運んだ場合の見積もりも各引越し業者から取ってみてください。
この見積もりはすべての荷物を運ぶ約束ですから、積み切りの引越しの見積もりと違って、引越し当日、荷物が荷台に載り切らず積み残しが出た場合、引越し業者はピストンしてでもすべての荷物を運んでくれます。
一般的な引越しの見積もりは、この全ての荷物を運んだ場合の引越しの見積もりになります。
「大物家具・家電だけの引越しの見積もり」と「全ての荷物を運んだ場合の引越しの見積もり」の差額が、大物家具・家電以外の小物を自分で運ぶ手間賃だと考えてください。
その手間賃となる差額が20,000円以下だった場合、「全ての荷物を運んだ場合の引越しの見積もり」を選択して引越し業者にすべての荷物を運んでもらうべきです。
移動距離や小物の荷物量によって差がありますが、ダンボールや小物を自分で運ぶのは実はとてもたいへんです。
大型家具・家電を引越し業者に運んでもらった後、ダンボールの運搬に取り掛かってみると、それがあまりにも大変で、もう一度引越し業者や運送業者を手配するユーザーがいるくらいです。
住み替えなどではなく、ただ単に大物家具家電だけを送りたい場合
大物の家具家電の数が3点以下ならばヤマト運輸(クロネコヤマト)が展開している「大型家具・家電配送(らくらく家財宅急便)」を検討してみてください。
「家具・家電1点に付きいくら」という料金体系のようですが、個口扱いで安い料金設定があるかもしれません。
大物家具・家電の数が3点以上なら、一般の引越し業者のほうが料金面でもサービス面でも、さらに時間的な面でもお得になる場合が多いです。