引越しの見積もりで迫られる「即決」を回避する方法

引っ越しサービスの条件も料金も納得できるのならば、その場で即回答してもOK引越し業者の中には訪問見積もりのその場で即決して欲しいと言ってくる営業マンがいます。

引越し業者が提示したサービスの条件も料金も納得できるのならば、その場で即決してもかまわないと思いますが、どうしても他の引越し業者の見積もりも取って、比較、検討してから引越し業者を決めたいという時の方法です。

なぜ引越し業者は即決を求めてくるのか

引越し業者が即決を求めてくるのは、引越し業者にとってメリットがあるからです。

では引越し業者にとって即決のメリットは大きく分けて3つあります。

  • トラックのスケジュールが早く組める

訪問見積もりの時に即決してもらうと、その場で引越し当日に使用するトラックを抑えることができます。

引越し業者は1日でも早くトラックのスケジュールを埋めたいと考えていますから、ユーザーからの回答を早く聞きたがっているのです。

これを極端に言ってしまえば「今、この場で回答してほしい」という意味合いから「即決」という言葉になるのです。

  • ダンボールを配達する必要がない

訪問見積もりに来る引越し業者の営業マンは、いつも充分な数のダンボールを車に積んでいます。

訪問見積もりの際に即決してもらうと、ユーザー宅を離れるタイミングで荷造り用のダンボールを渡すことができるのです。

これが即決でない場合、引越し業者は再度ユーザー宅に荷造り用のダンボールを届ける必要が出てきます。

一度、ダンボールを渡してしまえば、ユーザーからのキャンセルは格段に少なくなります。

これは引越し業者を利用しないのであれば、引越し業者から支給されたダンボールを返却するか、買い取る必要があるからです。

  • ユーザーを迷わせないで済む

引越し業者を決めるまでユーザーはとても迷います。

それでなくても引越しにまつわることで頭がいっぱいになりがちです。

そこへ引越し料金のことで複数の引越し業者とやり取りを繰り返すと、いよいよ混乱して引越し業者を決めるタイミングを見失ってしまいます。

見積もりから時間が経つことで、どの見積もりがどの引越し業者だったのか、分からなくなってしまうこともあるくらいなのです。

結果、引越しまでの期間が短くなり、希望の日時にトラックを抑えることができなくなってしまうことがあります。

また、荷造りに充分な時間が取れなくなって引越し当日に引越しができなかったり、見積もり金額の他に小物梱包料金が発生してしまうことも珍しくないのです。

即決することで得られるユーザーのメリット

訪問見積もり時にその場で即決することでユーザーが得られるメリットもちゃんとあります。

即決を断る前に知っておきましょう。

  • 見積もりの回数を減らせる

訪問見積もりは時間がかかり、意外に疲れます。

引越しの見積もりを何社も取っていると、どの引越し業者も大体同じ料金だということがわかってきます。

これ以上見積もりを取っても無駄だと分かった時、目のまえの引越し業者で即決することでその労力が減らせます。

  • 見積もり後すぐに荷造りを始められる

訪問見積もりで引越し業者の営業マンから引越し当日までのことや引越し当日のこと聞いていると、すぐに荷造りを始めたくなります。

その時、ダンボールは必要になりますから、その場ですぐにダンボールをもらえるのは、時間のロスにならずに済みます。

引越し業者を決めるまではユーザーの気持ちは見積もりのことでいっぱいなのですが、引越し業者を決めると、一気に荷造りなどの引越しに向けた準備のことでいっぱいになるのです。

すぐにでも荷造りに取り掛かりたい衝動は、大量のダンボールによってさらに駆り立てらるのです。

  • 即決で提示する引越し料金はその引越し業者の最安値

即決してくれたらという引越し料金は本当にその場でしか提示しません。

ほかにも数社から見積もりを取った後「やっぱり御社の即決価格でお願いします」と言っても、まったくの即決価格になることはありません。

以上のことを踏まえて訪問見積もり時の断り方です。

引越し業者の営業マンに「自分には決定権が無い」ことを最初に言っておく

見積もりの立会人

引越し会社の営業マンに自分には決定権がないということをハッキリ言っておく

引越しの見積もりで絶対にその場で即決したくないという時、また、後にも別の引越し業者の見積もりが控えているときに使える方法です。

  • 引越し業者の営業マンが見積もりに来たら、まず、自分には決定権がないということをハッキリ言っておきましょう。

引越し会社を決定する権利があるのは、主人でも会社でもかまいません。

とにかく見積もりの場にいない誰かにしておきます。

これで、「あなたは見積もりの立会人」ということになります。

引っ越しの見積書

引越し会社の営業マンが置いて帰る見積もり書の金額は、その引越し会社の最安値ではありません

「主人」のあるいは「会社」などの決定権がある人でないと、引越し会社を決められないという状況を演出します。

引越し業者の営業マンは、即決ができないことを最初に知ることになりますから、見積もりの金額もある程度は頑張って安くして、他社に負けないようにしてくれるでしょう。

しかしながら、この料金はその引越し業者が出せる最安値ではないことを理解しておいてください。

引越し業者の営業マンが契約をせずに見積もり書を置いて帰るときの引越し料金は、その引越し業者が出せる最安値よりも高く設定しています。

後の値引き交渉に幅を持たせる為と、他の引越し業者の営業マンに見られても恥ずかしくない料金である必要があるからです。

ですから、この方法は引っ越しの最安値を必ず引き出せるという訳ではありません。

なぜなら、その場で即回答してくれたらという「即決価格」はその引越し業者にとっての底値だからです。

  • 即決価格の良し悪し、見積りの時の即決
    見積りの時の即決ってどうなの?

見積もりを取る引越し会社の順番をコントロールする

大手引越専業系の引越し会社

大手引越専業系の引越し会社への見積もりの依頼は最後にする

これは是非、実行していただきたい方法です。

即決は嫌だからと、即決を迫られない状況を作り営業マンを返してしまうのは、実は損している場合も多いのです。

  • なぜなら、引越し会社の提示する「即決価格」は、その引越し会社の最安値だからです。

実際に即決で決める引越し料金は、見積書を置いて帰る時の引越し料金よりもかなり安いです。

引越しの規模にもよりますが、2万円から4万円、大きな引越しになると、6~7万円違ってきます。

少なくとも数社の見積もりを取りたいという気持ちは分かるのですが、その場で即回答する「即決」は引っ越しを安くする方法としてはとても優秀なのです。

  • どうしても数社の引越し会社の見積もりを取りたいのであれば、即決を迫ってくるであろう引越し会社の見積もりの順番を最後に回して、即決するからという金額を最後に引き出すことです。

では、引越し会社の中でも、即決を迫ってくる引越し会社はどこなのか。

大手引越専業系の引越し会社は、ほとんどの会社が即決を求めてきます。

もちろん、その場で即回答する即決価格は本当に安いのですが、大手引越専業系の引越し業者の見積もりは最後に依頼しましょう。

大手運送会社の引越部門、全国展開している宅配会社の引越し部門

地場引越専業系、全国展開していない地元密着型の引越し業者

大手引越専業系、全国に展開している引越し専門業者

の順番で見積もりを取ると、即決を迫られる場面が少なくなります。

訪問見積もりで即決してもキャンセルはできる

引越しというサービスは引越し当日の2日前までキャンセル料が発生しません。

訪問見積もりの際に即決しても引越しの2日前までならいつでもキャンセルすることができるのです。

しかし、即決の時にダンボールやガムテープなどの梱包資材を受け取っているならば、その梱包資材は返却するか、買いらなければなりません。

訪問見積もりの際の即決はキャンセルが可能ですから、必要以上に恐れることはありません。

ほとんどのユーザーが即決している

大手引越し業者の営業マンが訪問見積もりに入って引越しを決めてくる確率は70パーセントです。

これは引越しをするユーザーのうち、70パーセントのユーザーが即決しているということです。

ですから引越し業者の営業マンはいつも営業車にダンボールを満載しているのです。