小物梱包の意味とは⇔家具梱包
引越しの見積もりで出てくる用語です。
小物梱包
- こん‐ぽう〔‐パウ〕【×梱包】
- 包装し、縄などで荷造りすること。また、その荷物。「荷物を―する」
ウィキペディアより
(一部抜粋)
日本工業規格 (JIS) では、包装は『物品の輸送、保管などにあたって価値及び状態を保護するために適切な材料、容器などを物品に施す技術および施した状態のことである』と定義している。さらに、これを個装(物品個々の包装)、内装(包装貨物の内部の包装)、外装(包装貨物の外部の包装)の3種類に分類している。また、輸送を目的としたものを工業包装、販売を目的としたものを商業包装に区別し、工業包装を梱包としている。
日本工業規格の定義の中で言ううならば、引越しにおける小物梱包は、輸送を目的とした包装にあたる。
引越しにおける小物梱包とは
引越しでいう小物梱包とは、いわゆる荷造りのことです。
引越しの際には家財を傷つけないため、また、運びやすくするためにほとんどの家財を梱包します。
引越しのための梱包の中でも引越し業者が行うのが、大型の家具家電を梱包する家具梱包です。
これに対してユーザーに求められるのが小物梱包、荷造りです。
家財を傷つけないようにするのが家具梱包なら、小物梱包は小物をダンボール箱などにまとめて運びやすくする意味合いが強くなります。
小物梱包には、小さな家財を箱にまとめて運びやすくする他に、プライバシーの確保、家財の盗難防止の意味合いもあります。
引越しの見積もりにおける小物梱包とは
引越しの見積もりの際に出てくる小物梱包とは、家財をダンボールに詰める作業のことです。
引越しの際、大型家具、家電以外の小物は、すべてダンボールに詰めて運びます。
引越しの荷物となる家財は、ダンボールに入る大きさであれば、全てのものをダンボールに詰めなければなりません。
引越し業者のほとんどは、この小物梱包作業を基本のサービスの中に含みません。
つまり、基本のサービスで引越し業者は荷物をダンボールに詰める作業はしないということです。
引越しの見積もりでは荷物をダンボールに詰める小物梱包はオプションサービスとなり、基本のサービスとは別に料金が発生します。
引越しの基本サービスに小物梱包サービスを付加して「ラクラクパック」「お任せコース」と呼ぶ引越し業者もあります。
小物梱包はどこまでしなければならないのか
引越し業者は訪問見積もりの際「ダンボールに入るものは全て詰めてください」と言って荷造り用のダンボールを無料で提供します。
ダンボールに入る大きさであれば小型の家電も詰めていきます。
ダンボールに入らない家具、家電は引越し業者が引越し当日に専用の資材で梱包しますからユーザーは何もすることはありません。
つまり、引越し当日には家の中が「家具、家電とダンボールだけになっている」のが小物梱包、荷造りが完了した状態と言えます。
また、ひと昔前のように本を重ねて荷造り紐で縛るような荷造りは現在では勧められていません。
ダンボールに入る大きさの物は本でもアルバムでもダンボールに入れるよう引越し業者から指示されます。
ダンボールに入れずに裸で運べば本でもアルバムでも傷が付く可能性があるからです。
引越し業者が引越し荷物を部屋から出すときにはすべての荷物が梱包されている状態になっています。
割れ物の小物梱包
割れ物の梱包方法は引越し業者によって違いますので、訪問見積もりの際に確認が必要です。
特に食器などの割れ物の梱包方法は、各引越し業者で独自の梱包資材を持っていたりします。
プラスチックでできた箱の中を柔らかい樹脂でできた壁で仕切り、お皿やコップなどの割れ物を詰めて固定し、割れにくするケースを使う引越し業者があります。
他にもスーツケースのような形のケースの中にクッション材が詰まっていて、ケースを閉じるとクッション材が割れ物を挟み込み固定することで割れなくするケースを用意している引越し業者があったりと、割れ物の梱包資材の形は引越し業者によって全く違います。
また、食器を個別に包むことで割れにくくする古くからある割れ物の梱包方法を使う引越し業者の場合でも、割れ物を積む素材が紙、ミラーマット、エアーキャップ(プチプチ)など、各引越し業者で違います。
基本的に割れ物は一枚ずつ紙で包み、ダンボールに隙間なく入れていくのが主流になっています。